職人の技 彫金職人の技


今では殆ど見る事が出来なくなった職人の技に出会ったのは従姉からの修理依頼のブレスレットを郵送で受け取った時でした。
約30年程前に私の親戚の真珠店で買い求めたそのブレスレットのデザインと構造に昔の職人の技を発見し、従姉の許可を得てここにその技を紹介させて頂きます。

職人の技で作られたブレスレット
写真では大きく写っているこのブレスレットは主に2つのパーツで構成されています。
5mm-6mmの真珠5個と両脇に1mm-1.5mmのケシで彩られた花の様なパーツが7つと 1mm-2.5mmのケシ
*1と細厘珠と呼ばれる真珠5個で飾られた葉の様な形のパーツ6つが職人の熟練技で繋がり、1つの芸術作品的なブレスレットを生み出しています。

*1 ケシとは 小さな天然真珠の事です。大きさがケシの実程なので 業界で【ケシ】と呼ばれています。 何らかの理由で貝の体内に入り込んだ砂や外套膜の破片でそれらのケシは作られます。 
これらの真珠は当然越し物真珠です。30年近い時を過ぎてもその輝きに衰えは無く、今、母から子へと受け継がれようとしています。
5mmの珠の脇に彩を添えているケシは驚く事に、石留めと同じ方法でk14の台の上に留められていました。 真珠は殆どが接着剤によって留められる現在、その技を見たときは正直驚きました。 他の宝石と比べ、硬度で劣る真珠を、それも約 1mmの大きさの真珠を留める技術を持っている職人さんは現在の日本では非常に少なくなって来たのではないでしょうか。
左の写真は葉っぱの様な形のパーツですが、良く見ると、やはり真珠は爪で留められています。拡大された写真でもほんの少ししか分からない程の爪で固定されているのを見て下さい。 左に写っている大きな真珠の直径は6mm以下で 一番小さな真珠が 1mmです。 
また写真では解りづらいですが 葉の形の中はj地金の表面にミラーボールの様な形のカットが施されています。
ブレスレットを裏側から撮影しました。 時計のバンドに使用されている蝶番の様でありますが、その大きさは時計のバンドとは比べ物にならない程の精巧な技術で製作されていました。 このブレスレットを見ていると、欧米ブランドの名前で売られているマスプロダクションのジュエリーが軽々しく思われてきます。
可動する繋の部分です。かなりの角度まで動かす事が出来ます。小さな真珠の留め方をご覧下さい、真珠を締め付ける形で珠留めがされています、そして上部には殆ど目立たない爪で支えられています。 この部分を見たとき なぜ14金が使われたのか解りました。 K18だときっと金具そのものが柔らかく 可動及び真珠の支え等に不向きだったのかもしれません。  一般には金の含有量だけでその価値を判断しがちですが、 機能をを考えた時本当に価値が有るのはどちらかは明白です。
ブレスレットは腕に取り付ける時、取り付け易くなければいけません。 これ程広がると、サッと取り付けられます。
宝石の定義として 美しさ、希少性、永遠性を持つ物とされています。 宝飾品は 身につけ易さ、とフィット感だと思います。
驚くのは 一度完全なオーバルになると カシッと形が崩れない事です。 0.0何ミリまで計算され、まるで時計部品の様な精巧な作りは昔の職人の技があってこそ出来る逸品です。
       


<<<<<<<<<<<<<<サイト内リンク>>>>>>>>>>>>>>

真珠の部屋

HOME初めての方に* 店の地図賢い真珠の買い方展示会情報花珠* 

Links掲示板職人の技バロック真珠通信販売法に基づく表示管理人室

----------------------------------------------------------------
銀の部屋

内海村パールジュエリーデザインコンテスト関連コンテスト雑感コンテストの審査方法

ジュエリー/真珠・写真撮影のコツ基礎と指輪を立てる裏技鏡面磨き作品の撮り方他

すりガラスを使って撮影失敗写真の傾向と対策指輪の写真の撮り方指輪を立てて撮る

アートクレイ作品写真集真珠製品写真集真珠に穴をあける方法1個からの通販


彫金素材としての真珠 HOME


------------------------------------------------------------------
四国・宇和島  真珠専門店 アミ エ シン パール
798-0010 愛媛県宇和島市藤江1349-1  電話(0895)23−8700
定休日:火・水曜日(但し国民の休日は除く) 10:00 〜 17:00
メール: info@shinjuya.com